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磐梯山慧日寺資料館
(磐梯町)
寺が築いた歴史 広く後世に紹介
磐梯山慧日寺資料館
磐梯山慧日寺資料館
 会津仏教発祥の地として平安時代初期に高僧徳一によって開かれた慧日寺(えにちじ)。同寺にまつわる歴史や資料、文化財を広く紹介していくことを目的に1987(昭和62)年の8月29日開館した。
 資料館は磐梯町役場わきの道路を北に向かい、県道を越えた本寺地区に立つ。江戸中期に建立され、現存する慧日寺本堂や山門が隣接する。
 資料館の敷地の広さは約1万7000平方メートル。日本庭園風の造りの敷地の中には散策路が整備され、慧日寺本堂へとつながる。春は桜、秋は紅葉したモミジが訪れる人を楽しませる。
 資料館は平屋で、約1500平方メートルの広さ。展示室、研修室、収蔵室などが作られている。展示室は常設展示室3部屋と企画展示室1部屋で構成されている。
 常設展示室ではそれぞれテーマ別に展示が行われ、第1展示室は慧日寺と山岳信仰とのかかわりを記す資料が並ぶ。第2展示室は慧日寺に残る仏具など文化財を紹介し、徳一のたどった足跡を振り返る。第三展示室は慧日寺に由来する年中行事を考察している。
 企画展示室では慧日寺や会津仏教文化に関して研究、調査した成果などを毎年テーマを変えながら展示してきた。 
 >>> 行ってみよう
 磐越自動車道磐梯河東インターチェンジから車で町中心部方面に向かい5分。JR磐越西線磐梯町駅からは歩いて15分。大寺集落を北に進み、本寺地区の住宅街を西へ抜けると施設が見えてくる。資料館の電話番号は 0242・73・3000。
<22> 2003.08.29
 

福島民友新聞社
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