アクアマリン生まれ...幻のエビ「ヒゴロモエビ」 ふ化生育、初展示

 
アクアマリンふくしまで展示されているヒゴロモエビ

 アクアマリンふくしまは、いわき市小名浜の同館でヒゴロモエビを展示している。同館でふ化、育成した個体で、水族館生まれの個体展示は国内初という。同館は「深海域に生息する希少なエビの生態解明につなげたい」としている。

 同館によると、ヒゴロモエビは北海道から千葉県・銚子沖に分布し、水深500~600メートルに生息する。体長約20センチにもなる大型のエビで通称「ブドウエビ」。美しい紫色で、漁獲量が非常に少ないことなどから「幻のエビ」としても知られているという。

 同館では2016(平成28)年、ふ化に成功した。21年には宮城県沖で入手した卵から複数の稚エビを得られたため、4月29日から展示を開始した。

 同館の冷水系生物を担当する日比野麻衣さんは「深海に生息し、生体の入手や飼育が難しいエビ。小さな頃の姿を見てほしい」と話した。