農業用水「小川江筋」の歴史知って、いわき・伝承郷で企画展

 
長さ15メートルの「小川江筋絵図」が展示されている会場

 いわき市暮らしの伝承郷は同市中央台の同館で企画展「小川江筋と昔の農業」を開いている。江戸時代に整備された大規模な農業用水「小川江筋」と当時の農業について紹介する貴重な資料を展示している。11月27日まで。

 今年は、磐城平藩内藤家初代藩主の内藤政長が入封して400年の節目に当たることから企画した。

 内藤家は農業用水の工事や新田開発に盛んに取り組んだ。小川江筋は、現在の同市小川町から四倉町まで全長約30キロにわたる農業用水で、1600年代半ばに完成した。

 企画展では、小川江筋全域と周辺の建物などを記した長さ15メートルの「小川江筋絵図」の見本や年表を展示。絵図と併せて現在の様子を撮影した写真も展示しており、過去と現在を見比べることができる。

 このほか会場には、江戸時代から昭和初期に使われた農具約30点を展示している。揚水車や大八車など機械化が進む前の農具を紹介している。夏井芳徳館長は「小川江筋の歴史を知ってほしい。昔の農業の知恵や工夫から米作りに対する情熱を感じてほしい」と来場を呼びかけた。

 時間は5~9月が午前9時~午後5時で、10、11月が午前9時~午後4時30分。火曜日休館。観覧料は一般340円、高校・高専・大学生220円、小・中学生170円。問い合わせは同館(電話0246・29・2230)へ。


220517hama702-2.jpg※写真=江戸時代から昭和初期にかけての農具が並ぶ会場