【郡山】生き生き文豪の姿 久米正雄残した映像紹介、文学の森資料館

 
久米と芥川の友情などが解説された内覧会

 こおりやま文学の森資料館の特別企画展「甦る文豪たち」は21日、郡山市豊田町の同館で開幕する。20日には内覧会が開かれ、出席者が同市ゆかりの作家で俳人久米正雄が残し、近代文学を彩った文豪たちの姿を生き生きと映した映像作品の裏側に触れた。福島民友新聞社などの後援。

 企画展は、明治初期に出版された「現代日本文学全集」の宣伝用フィルムで久米が撮影した「現代日本文学巡礼」を通して、芥川龍之介や菊池寛ら文豪たちの人間関係に迫っている。久米の原稿に芥川のものとみられる書き込みがあった作品「母」の原稿も展示されている。

 内覧会では、久米の息子の妻和子さんらがあいさつ。和子さんは「しかめっ面の印象が多い作家の表情から、人なつこい印象も与えるのでは」と話した。この後、同館職員が映像を通して読み取れる久米と芥川の友情の深さを解説した。

 企画展は12月1日まで。開館時間は午前10時~午後5時。観覧料は一般200円、高校・大学生100円。中学生以下、65歳以上、障害者手帳を持つ人は無料。月曜日(祝日の場合は翌日)休館。問い合わせは同館(電話024・991・7610)へ。