【福島】「あづま球場」改修完了!東京五輪舞台整う 選手第一の施設に

 
グラウンドの人工芝化など改修工事が完了したあづま球場=24日、福島市

 2020年東京五輪の野球、ソフトボール競技の舞台となる福島市のあづま球場の改修工事が終わり、県が24日、報道陣に初めて公開した。選手のけが防止など「アスリート・ファースト(選手第一)」の視点に立った施設となり、障害者や高齢者が利用しやすいバリアフリー化も導入。国内外から選手や観客を受け入れる準備が整った。28日に改修後初の試合が行われる。

 グラウンドはプロ野球・西武のメットライフドーム(埼玉県所沢市)やロッテのZOZOマリンスタジアム(千葉市)などと同じ人工芝が敷設された。内野が土で外野が天然芝だった改修前と比べ排水性が大幅に改善され、雨が降っても数時間で乾き試合が行える。

 外野フェンスは選手のけがを防止するため、衝撃吸収材が従来の8センチから14センチに厚くなった。選手が待機する1、3塁側のロッカールーム各2室やシャワー室も新しくなった。バリアフリー化として、内野席の車いす利用者向け観戦用デッキを1カ所(4席)から4カ所(20席)、球場内の階段に車いすの昇降設備を2基から5基にそれぞれ増設。

 外野席には階段状の観戦エリアが完成した。また、県は追加工事として球場正面入り口脇にエレベーター1基を整備する。追加工事を含む総事業費は約13億円で、スポーツ振興くじ助成金(補助率4分の3)を活用している。

 改修後初の試合は28日に行われるプロ野球イースタン・リーグの楽天―日本ハム戦。10月5、6の両日には日本女子ソフトボールリーグの各2試合が予定されている。東京五輪のソフトボールは全競技のトップを切って開幕前の来年7月22、23の両日に6試合、野球は同29日に1試合があづま球場で行われる。

 あづま球場は内野に1万4390席が設置され、芝生の外野席を含む収容人数は計3万人。今回の改修で座席数は増設されていない。ソフトボール競技を実施する場合はマウンドを削って人工芝で覆い、ソフトボールの投手が立つ周辺の人工芝を剥がし、土やプレートを設置する。