季語テーマの作品特集 二本松・大山忠作美術館の常設展開幕

 
画題や絵のモチーフに季語を用いた作品を集めた常設展

 二本松市出身で文化勲章受章者の日本画家大山忠作の画業を紹介する大山忠作美術館(同市)の24期常設展は1日、「歳時記によせて」をテーマに同館で開幕した。

 大山は画業の傍ら、俳諧「草茎社」を主宰した同市ゆかりの宇田零雨に師事、俳号を「痴芋(ちう)」と称して長年、俳句をたしなんだ。スケッチしながら奥の細道を吟行したこともある。近年、俳句や川柳などの日本文芸が注目されていることから、画題や絵のモチーフに季語を用いた作品を集めた。

 松尾芭蕉を描いた「松韻(蕉翁)」(1984年)や、紅葉の季節を泳ぐコイが鮮やかな「紅楓游鯉」(2005年)などの日展出品作をはじめ、宇田と共作した掛け軸など38点を展示。大山がデザインした化粧まわしを着ける名横綱北の湖を描いた「横綱」(1982年)と、北の湖が土俵入りでしめた綱の実物も並ぶ。

 来年3月21日まで。時間は午前9時30分~午後5時(最終入館は同4時30分)。月曜日休館。入館料は一般410円、高校生以下210円。問い合わせは同館(電話0243・24・1217)へ。