「バンクシー展」ストリートアート再現 郡山で内覧会、29日開幕

 
平和や希望のメッセージが込められた作品を見る関係者=28日午前、郡山市・ビッグパレットふくしま

 神出鬼没の覆面アーティスト、バンクシーの足跡や謎に迫る展示会「バンクシーって誰?展」は29日、郡山市のビッグパレットふくしまで始まる。28日は開会式と内覧会が開かれ、関係者が平和や希望のメッセージが込められた作品に見入った。

 バンクシーは英国南西部の港町ブリストル出身とされるストリートアーティスト。会場では火炎瓶の代わりに花束を投げる男性を描いた作品など、バンクシーが欧州や米国、中東で壁面などに描いたストリートアートを街並みごと再現しており、「シュレッダー事件」で話題となった「風船と少女」など個人所蔵の額装作品も並ぶ。

 福島民友新聞社、福島中央テレビでつくる実行委員会の主催。開会式では、関係者がテープカットした。

 「平和への叫び」見逃すな

 29日に郡山市のビッグパレットふくしまで開幕する「バンクシーって誰?展」。28日の内覧会では、バンクシーが描いた平和や希望、社会を風刺するメッセージ性の強い作品の数々が紹介された。

 欧州や米国、中東の街並みを再現した作品は15点に上る。テレビ局の美術チームがセットを担当し、紛争地帯の壁面など、ストリートならではの空気感を表現した。コレクターから借り受けた額装作品は54点を展示。作品の背景などをパネルで解説している。

 一部を除き作品の多くは写真撮影も可能で、内覧会では多くの人がスマートフォンなどで撮影しながら鑑賞を楽しんだ。

 開会式では、実行委員長の五阿弥宏安福島中央テレビ社長が「東北で唯一の開催。バンクシーの世界観をたっぷり堪能してほしい」とあいさつした。同展を企画した日本テレビの落合ギャラン健造さんが「東京展をしのぐ出来栄え。自信を持って届けたい」と述べ、見どころを解説した。

 五阿弥社長や実行委副委員長の中川俊哉福島民友新聞社社長らがテープカットし、開会を祝った。内覧会にはメディア関係者らのほか、SNS(交流サイト)などで強い影響力を持つインフルエンサーも招いた。

 会期は8月24日まで。開館は午前9時30分~午後5時(入場は同4時30分まで)。当日券は、一般が平日1800円、土、日曜日、祝日2000円、高校・大学・専門学校生は平日1600円、土、日曜日、祝日1800円、小・中学生は平日1100円、土、日曜日、祝日1300円。

 問い合わせは実行委事務局(電話024・924・1100、平日午前9時30分~午後5時30分)へ。