大堀相馬焼の魅力に触れて 松永窯、西郷にゲストハウス開設

「泊まりながら大堀相馬焼の魅力を知ってほしい」と利用を呼びかける伊藤さん
西郷村に工房を構える大堀相馬焼松永窯が運営するゲストハウス「ろくろ荘」は27日、同村小田倉の工房裏にオープンする。宿泊しながら、大堀相馬焼の陶芸体験が楽しめる。
陶芸体験を通して伝統工芸の魅力を知り、創造力を育んでもらおうと、ゲストハウスを建てた。1階にはコワーキングスペースを構え、食器やコップなど全ての陶器で大堀相馬焼を使用している。Wi―Fiを設置。2階には宿泊スペースを設け、最大3人が宿泊できる。
宿泊のほか、松永窯の工房で陶芸体験も楽しめる。ゲストハウスの立ち上げに携わった明治大4年の伊藤拓海さん(22)は「実際に使ったり、作ったりすることで大堀相馬焼の魅力を知ることができる」と利用を呼びかけている。
料金は1泊5500円。陶芸体験は追加で2200円から。定休日は水曜日。予約はろくろ荘のホームページか同窯(電話0248・21・5334)へ。
ゲストハウス「ろくろ荘」の外観