「宝の山」から湖見下ろす絶景、磐梯山山開き 登山客、感動浸る

 
眼下に猪苗代湖を望み、磐梯山の頂上で記念撮影を楽しむ人たち。登山者は猪苗代や八方台などの各登山口から入山し、花や新緑などを楽しみながら心地よい汗を流した=28日午前(石井裕貴撮影)

 猪苗代、磐梯、北塩原の3町村にまたがる磐梯山(1816メートル)の山開きが28日、行われた。県内外から訪れた登山者が「宝の山」の頂を目指した。

 今年は雪解けが早く、登山路に残雪はほとんどなかった。登山者は猪苗代や八方台などの各登山口から入山し、花や新緑を楽しみながら心地よい汗を流した。頂上では、猪苗代湖や桧原湖を見下ろす絶景をスマートフォンなどで撮影し、充実感に浸った。

 磐梯山に登るのは初めてだったといういわき市の会社員大森美保さん(48)は「山頂からの絶景に感動した。登山道も登りやすくて楽しかったので、また挑戦したい」と笑顔を見せた。