|
|
|
湖面と山の木々の緑が目に映えるダム湖畔。巨大な壁画が、ウオーキングする人たちを見守る=小玉ダム |
|
|
巨大壁画が見守る湖畔 |
いわき市の北西部に位置する小川町の小玉ダム。JR小川郷駅を発着点に小玉ダム湖畔を巡るコースは、豊かな自然と雄大な景色を楽しめる。
同駅から上原を経由して入る山道では、約2キロの上りが続く。うっそうと生い茂る木々が、緑のトンネルを思わせる。山の守りとこだま湖の無事故、繁栄を祈念して移設された小玉湖山水神社のある高台や小玉ダムえん堤からは、小川町の街並みや二ツ箭山をはじめ、天気が良ければ遠くに太平洋を一望できる。
ダム湖畔は一周約4キロ。同市健康歩く会の山田卓男会長は「湖面と山の木々の緑色が、それぞれ異なり、目に映える」と話す。また、ダム湖の山の斜面に描かれた巨大な壁画「鬼の絵」が、ウオーキングする人たちを見守る。
湖畔を巡った後は、同町出身の詩人草野心平(1903〜88年)の自筆原稿や詩集、書簡などの資料を展示している草野心平記念文学館で、ひと休み。心平の世界に思いをはせながら、歩を進めるのもお薦めだ。
|
|
◆ メ モ ◆
|
いわき市小川町は、山の緑と夏井川、小玉川の清流など美しい自然に恵まれている。小玉ダムでは毎年、ダムの役割などを広報する「ダム祭り」が開催され、ダムに異常がないか確認する監査廊内部の見学やボートの試乗体験が繰り広げられ、家族連れらでにぎわう。今年は7月19日に開催される予定。
【問い合わせ】県小玉ダム管理事務所=いわき市小川町高萩字釜ノ前1の25(電話0246・83・2861)
|
|
(2010年5月20日付福島民友新聞「木曜ナビ・ほっと」掲載)
|
|
民友携帯サイト
右のコードを読み取り、表示されたURLでアクセスできます。
|
|
|
|