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緑の木々の奥には、海岸線が広がり、潮風が心地よい=北泉海浜総合公園 |
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海岸線一望 疲れ癒やす |
太平洋に面した南相馬市原町区の北泉海浜総合公園(原町シーサイドパーク)から海際へ向かうと、北泉海岸が徐々に近づく。太平洋の水平線は、たどり着くまでの疲れも癒やす。原町歩こう会が策定した「北泉海浜公園コース」の10キロコースは潮風を受け、美しい景色を存分に楽しむことができる。
小高い丘になっている公園の広場やアスレチック周辺の緑を抜けると、「海のステージ」と呼ばれる海岸線にたどり着き、目の前には青い海と白い砂浜が広がる。夏は海水浴場となり、大勢の家族連れでにぎわう。同会の浜須義昌会長は「海岸だけでなく砂浜も自由に歩く」という。
同海岸は全国屈指のサーフスポットで、8月にはプロサーフィンの世界大会が行われる。海岸隣にはダイナミックな建物や煙突がそびえる東北電力原町火力発電所がある。
10キロコースの所要時間は約3時間。浜を彩る光景を目に焼き付けながらの海際のウオークは約30分で初夏にぴったりのコースだ。
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◆ メ モ ◆
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10キロコースは同公園内のウオークのほか、東北地方では3番目に大きい前方後方墳の桜井古墳や、奥相三十三観音巡拝の第10番札所の泉観音堂などの文化遺産も巡る。公園には、オートキャンプ場を整備。周辺には大規模なアスレチック施設「オーシャンフィールド」や海釣り公園もあり、休日には家族連れで楽しめる。
【問い合わせ】原町観光協会=南相馬市原町区本町2の52(0244・22・2114)
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(2010年6月10日付福島民友新聞「木曜ナビ・ほっと」掲載)
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