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美しく生い茂る杉林が広がり、悠久の時を感じ取る=「木幡の大杉」付近 |
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悠久の時を感じる杉林 |
1000年余りの歴史を誇る隠津島(おきつしま)神社が鎮座する二本松市の木幡山には美しく生い茂る杉林が広がる。「木に降り積もった雪が源氏の白旗に見えた」との伝承が残り、悠久の時と先人が築いた文化が感じ取れる。
一の鳥居、弁天名水、木幡の大杉、三重塔、本殿、鷹取場などを巡る参道を含めた散策路の全長約6キロのコース。一の鳥居を過ぎて坂道を進み、景色が一望できる高台の弁天名水でのどを潤す。駐車場と石段を経て、姿を見せるのが樹齢約800年で国指定天然記念物の「木幡の大杉」。
さらに登ると、木々の緑に映える朱色の三重塔(県指定重要文化財)が目に飛び込む。脇の石段から荘厳な雰囲気が漂う拝殿・本殿へ。引き返して三重塔から東に進めば、阿武隈山系の絶景が望める鷹取場に着く。整備された参道が多いが、鷹取場へは急な山道。木幡観光振興会の斎藤悟至さんは「鷹取場の絶景をお薦めするが、本殿までの行程でも十分楽しめる」と解説する。
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◆ メ モ ◆
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毎年12月の第1日曜日に、隠津島神社の氏子らが色とりどりの旗を掲げて山を駆け巡る勇壮な祭り「木幡の幡祭り」(国指定重要無形民俗文化財)が開かれる。地元有志でつくる幡祭りの里地域活性化協議会の木幡の里歴史ウオークは、今年も11月に開かれる。自炊の簡易宿泊所があり、利用の際は2週間前までに申し込む。
【問い合わせ】隠津島神社第2社務所=二本松市木幡字治家49(電話0243・46・2869)
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(2010年8月5日付福島民友新聞「木曜ナビ・ほっと」掲載)
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民友携帯サイト
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