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【 高瀬川渓谷 】(浪江町)
ふくしまを歩く
〔 27 〕
高瀬川渓谷
悠久の時を刻む高瀬川渓谷沿いを歩き、そよ風を感じる=一の宮付近
奇岩縫い悠久の時刻む
 川面に吹くそよ風を感じながら深呼吸。耳を澄ませば、せせらぎの音に混じり野鳥のさえずりが聞こえる。阿武隈山系から太平洋に注ぐ高瀬川が、悠久の時とともに深く渓谷を刻む。
 渓谷の入り口、浪江町の伝統工芸大堀相馬焼を伝える施設「陶芸の杜おおぼり」から手倉山登山口までの約14キロにわたり、奇岩を縫いながら川が流れ、季節の花々や木々が四季の移ろいを伝える。
 渓谷沿いに設置された同町出身の作曲家佐々木俊一の譜碑や詩人大木惇夫の「高瀬川哀吟」詩碑なども人気を集めるほか、アユやヤマメ釣りも有名で、夏場は多くの太公望たちが釣り糸を垂れる。
 渓谷には、地元漁師の信仰を集め、登山道に十二支の像が並ぶ戸神山(433メートル)、安達太良や蔵王、太平洋を一望できる手倉山(631メートル)の登山口もあり、ハイキングも楽しい。
 地域住民でつくる高瀬川・請戸川流域づくりの会の桑原信一会長は「四季折々に、さまざまな楽しみ方ができる」と魅力を語る。
高瀬川渓谷
◆   メ モ   ◆
 三百有余年の伝統を誇る浪江町の伝統工芸、大堀相馬焼。高瀬川渓谷近くには、多くの窯元が集まり、伝統を今に伝える。「陶芸の杜おおぼり」では、窯元の作品を一堂に展示、販売しているほか、陶芸体験もできる。11月13、14の両日には、登り窯まつりが開かれ、まつりに合わせて14日午前9時から同施設を出発点に渓谷散策が行われる。
 【問い合わせ】浪江町役場=浪江町幾世橋字六反田7―2(電話0240・34・2111)
(2010年10月7日付福島民友新聞「木曜ナビ・ほっと」掲載)
 
 
 

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