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二ノ丸北東隅の土塁にある「高瀬の大木」。広大な城跡の散策を楽しみながら歴史の面影を垣間見ることができる=神指城跡 |
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威風堂々「高瀬の大木」 |
鶴ケ城をしのぐ大規模な築城が計画されながら、未完のまま廃城となった会津若松市の「神指(こうざし)城」跡を巡り、400年前に思いをはせる。
鶴ケ城から約5キロ北西に位置する神指城跡。城下町を抜けて湯川のほとりをゆったりと歩き、城跡に向かう。神指城は本丸と、それを囲む二ノ丸からなる平城。同市によると、敷地面積は鶴ケ城の約2倍に及ぶ。
二ノ丸の北東隅にある土塁には高さ約25メートル、幹回り約11メートルのケヤキ「高瀬の大木」がそびえ立つ。築城時からあったとされ、国指定天然記念物。威風堂々としたたくましさの中に武骨で優しい雰囲気を持っていて、見上げるととても穏やかな気持ちになる。巨木を囲んでソメイヨシノが並び、春は桜の名所としても人気のスポットだ。
神指城は、慶長年間の会津藩主、上杉景勝が直江兼続に命じて築城を始めたが、情勢変化で工事は中断、未完のまま終わった。現在はのどかな田園が広がるが、土塁など歴史の面影を垣間見ながら散策できる。
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◆ メ モ ◆
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ゴール地点のJR七日町駅にある「駅カフェ」では、飲み物やスイーツを味わいながら疲れを癒やすことができる。同カフェのある七日町通りなどでは、喫茶店が各店自慢のスイーツを500円で提供する「まち歩きスイーツ」を実施。同カフェでも12月30日までの期間限定で「会津コシヒカリの新米ロール」とドリンクセットが500円。
【問い合わせ】会津若松市文化課=会津若松市栄町5の17(電話0242・39・1305)
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(2010年10月21日付福島民友新聞「木曜ナビ・ほっと」掲載)
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民友携帯サイト
右のコードを読み取り、表示されたURLでアクセスできます。
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