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眼前に広がる木戸川渓谷の絶景。今月中旬ごろから紅葉が見ごろを迎えそうだ=ならは吊橋 |
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四季折々に見せる絶景 |
1970年代に整備され、木戸ダムの完成に合わせて駐車場やトイレ、ならは吊(つり)橋、遊歩道約2.9キロが08年に再整備された。同ダムからは、雄大なV字谷が発達、浸食などによって形成された奇岩や怪石、大小の滝が連なり、貴重な植物も群生するなど四季折々に楽しめる景勝地となっている。
楢葉町は植生区分上、照葉樹林帯と落葉樹林帯の移行帯にあたるため、北限・南限の植物が混在。「東北地方唯一のコケ、シノブの分布地でもある」と話すのは、同町歴史資料館の宇佐見雅夫さん。紅葉はもちろん、3月下旬のイワウチワ群生、初夏のタマアジサイなども楽しめるという。
ハイキングコースは往復約1時間30分。春先に浜下り神事が行われる大瀧神社近くには、推定樹齢1千年で直径5メートル超、高さ約40メートルの2本の杉「じい杉ばあ杉」がそびえ立ち、2本筋の雄滝雌滝(おだきめだき)などが楽しめる。宇佐見さんは「今月中旬以降から、紅葉は見ごろを迎えるのでは」と話している。
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◆ メ モ ◆
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木戸川河口の丘陵地には、天神岬スポーツ公園があり、太平洋を一望しながらキャンプやバーベキューなどのアウトドアを楽しむことができる。レストランや温泉宿泊施設が併設されている。国内のスポーツ拠点の一つ「Jヴィレッジ」もあり、国内外の子どもからトップアスリートまでが集う。レストランと宿泊施設を備えている。
【問い合わせ】楢葉町商工観光課=楢葉町北田字鐘突堂5の6(電話0240・25・2111)
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(2010年11月11日付福島民友新聞「木曜ナビ・ほっと」掲載)
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民友携帯サイト
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