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◇健    康    <2006.08.17>
あなたは大丈夫?生活習慣病 効果的な予防手段

 有酸素運動が最適

 健康を維持し増進するため、さらに生活習慣病を予防する効果的手段の一つとして日常生活の中で運動習慣を身につけることは大切なことであります。厚生労働省が実施した調査では、日常生活に運動習慣を取り入れている人の判定条件として、1週間に2回以上、1回に30分以上、少し息がはずむ、少し汗ばむ程度の運動、スポーツ、レジャー、趣味、家事などを1年以上継続していることをあげています。これから運動を始めようとしている人、すでに運動習慣を身につけている人も定期的なメディカルチェックによって、運動による事故の発生を予防し、さらに運動しても異常の発生しないよう確かめておく必要があります。メディカルチェックとはかかりつけ医などによって、問診を行い、血液検査、血圧測定、胸部レントゲン、心電図、特に負荷心電図、肺機能検査をチェック、診察した上で総合判定し、健康管理や運動内容を決めるのに役立てることができます。また運動中に胸が苦しくなったり、めまい、気が遠くなったり、急に脈が速くなったり、動悸がしたり、顔色が悪くなったり、冷や汗、吐き気、激しい息切れなどの異常を感じた場合は無理せず運動を中止することが大切です。

 それでは生活習慣病を予防するためにはどんな運動がよいのかということですが、一般的に運動処方と呼ばれ、(運動のしかたを決め)自分自身の健康状態や現状の体力に合った運動方法を行うことが効果的であるといわれています。運動には有酸素運動(エアロビクス)と無酸素運動(アネロビクス)がありますが、有酸素運動は有酸素代謝で産出されたエネルギーだけで続けられる全身運動で運動量に合った酸素を取り込み、中等度の強さで10分以上続けることができて、運動中に少し呼吸がはずみ、汗ばむくらいの運動量になります。たとえばウオーキング、ジョギング、サイクリング、水中ウオーキングなどがあり、健康維持や増進、生活習慣病の予防には最適だと思います。

(県医師会会員・小松 紘医師)
 

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