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児童の体力向上へ講習 大学准教授が幼稚園職員に

児童の体力向上へ講習 大学准教授が幼稚園職員に

幼稚園職員に幼児期の体力向上に向けた運動を紹介する周東准教授(右)

 震災、原発事故後の屋内活動の制限などにより児童、生徒の運動能力低下の傾向が見られることから、福島市教委は幼児期からの体力向上に向けた運動プログラムを開発。24日、同市の飯野小で、市内の市立幼稚園職員を対象に講習会が開かれた。同市では、昨年度の体力・運動能力調査で児童、生徒の運動能力が全国平均と比べ、ほとんどの項目で下回っていることが明らかになった。震災前からの課題だったというが、震災、原発事故後にさらにその差が広がったと考えられるという。
 状況改善に幼児期からの能力向上が求められる中で、上越教育大(新潟県)の周東和好准教授が幼稚園児のための運動プログラムを開発。市内22の市立幼稚園の全職員約100人に対して、幼児期の体力向上に向けた講習会を実施した。
 講習会では走る、跳ぶといった運動のほか、マットや跳び箱を使用した運動を紹介した。
 周東准教授は「幼児期はマットで回り始まる前、跳び箱で跳ぶ前の基本的な動作を注意してほしい」と呼び掛けていた。
 来年1月以降、各市立幼稚園で講習に基づいた運動が行われ、その後の能力テストの結果でさらに内容に改良を加えていくという。市教委では今後、私立幼稚園に対しても講習を実施する方針。
(2013年12月27日 福島民友NIEニュース)
 
 
 
 


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