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(2009.4.28)
     
読みやすい紙面そろう 県小中学校新聞・PTA広報紙コンクール


読みやすい紙面そろう 県小中学校新聞・PTA広報紙コンクール

コンクールの審査風景

 福島民友新聞社、県PTA連合会主催の「第44回県小中学校新聞・PTA広報紙コンクール」の入賞作品が27日までに決まった。今回は「PTA広報紙の部」と「学校新聞の部」に合わせて162点の応募があった。審査の結果、入賞作品23点が選ばれ、PTA広報紙の部の入賞作品数点は、全国小・中学校PTA広報紙コンクールに出品される。審査長を務めた穴沢耕二県PTA連合会調査広報部長(金谷川小校長)に講評をお願いした。
 
 本年度は、県内の小、中学校合わせて136点のPTA広報紙と26点の学校新聞が出品されました。どの作品からも、各単位PTA広報委員の広報紙に寄せる熱い思いや、教職員の子どもたちに対する愛情、学校を広く理解していただきたいという思いが感じられる力作ばかりでした。
 これまでのご努力に敬意を表するとともに、感謝の気持ちを込めて、古内利勝PTA連合会事務局長、君島宏光福島民友新聞社事業局長ら計7人の審査員を代表して講評を述べます。
 審査では、主に次の3点について広報紙・新聞を見せていただきました。
 一つ目が全体のレイアウト、見出しなどの「読みやすさ」について審査させていただきました。
 二つ目は「内容」で、PTA活動に役立つ記事が盛り込まれているか、学校、地域、社会との密接な連携がうかがえる内容かです。
 三つ目は、積極的な企画やアイデアが見られるかなどの「企画性」です。
 審査の結果、見事に入賞された20校の各単位PTA広報委員の皆さま、3校の学校関係者の皆さま、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
 全体的な傾向としては、紙面の構成・レイアウトがよく、大変読みやすい広報紙・新聞が数多く寄せられました。見出しに季節が感じられる作品や、独自にアンケート調査をして詳細に分析した作品、さらに分かりやすくグラフに表した作品、そして生き生きとした子どもや保護者の表情の写真を効果的に紙面に配置した作品は評価が高かったようです。
平一中の「大樹」 白河二小の「はちのす」 要田中の「要田の丘」
平一中の「大樹」 白河二小の「はちのす」 要田中の「要田の丘」
PTA広報紙の部
 ◇「大樹」 《いわき市・平一中》
 写真を大胆に取り入れた表紙のデザインの斬新さと質の高さにまず目を引きつけられました。また、各号ごとに「食育」「携帯電話」など、今日的な課題のアンケートを実施し、その分析の確かさと、分かりやすくグラフ化して視覚に訴える工夫など、読者の心に訴えるものがありました。
 さらに、いわき明星大の吉川吉美教授に広報紙の連載コーナーをお願いするなど、地域の教育力を十分に生かし、魅力ある紙面構成がなされていました。

 ◇「はちのす」 《白河市・白河二小》
 「はちのす」は2年連続の最優秀賞の受賞という快挙を成し遂げられました。重ねてお祝い申し上げます。
 今回の作品では、質が高く、表情豊かなモノクロ写真の表紙の内側に、カラー写真のページを取り入れる逆転の発想が、独創的で新鮮に感じました。
 中でも校内音楽祭のカラーのページは、楽譜の一部に子どもの生き生きした写真や熱演ぶりがうかがえる感動的な写真を配置するなど、大胆な構成が高く評価されました。

学校新聞の部
 ◇「要田の丘」 《三春町・要田中》
 各号とも、カラー・A4判・表裏の学校新聞ですが、どの写真も日ごろの生徒の活動や活躍ぶりが一目で分かるものばかりでした。その取材の豊富さやきめ細やかな写真撮影の努力に敬意を表します。
 また、端的な見出しと、カラー文字の美しさが生かされ、手に取って読みたくなるような紙面の構成になっていました。
(2009年4月28日 福島民友・NIEニュース)
 
 
 


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