minyu-net

 
ホーム 県内ニュース スポーツ 連載 社説 イベント 観光 グルメ 健康・医療 購読申込  
 
NIE TOP
NIE 教育に新聞を
(2009.9.15)
     

新聞に興味津々 県内2校でNIE推進事業


新聞に興味津々 県内2校でNIE推進事業

菅野事務局長(右)から新聞の概要について説明を受けたオリエンテーション=4日、入遠野中

 県NIE(エヌ・アイ・イー)推進協議会は教育現場で新聞を活用するNIEの実践指定校となっている二つの中学校でNIE推進事業を実施した。本年度から実践する、いわき市の入遠野中ではオリエンテーションを行い、同協議会事務局長の菅野厚福島民友新聞社販売局次長が、新聞の活用法などを説明した。活動2年目を迎えた只見町の只見中では、福島民友新聞社など同協議会加盟8社の輪番制による記者派遣事業を行い、戸井田淳福島民報社編集局次長兼写真部長が、新聞制作などについて解説した。

 本社販売局次長が解説/入遠野中
 入遠野中(久保木一美校長)のオリエンテーションは4日、いわき市遠野町の同校で行われ、生徒らが新聞の特徴や新聞の読み方、利用法などを学んだ。全校生64人が参加した。
 講師の菅野事務局長が新聞の起源や歴史、世界各国の新聞の発行部数、各面の掲載内容などを生徒たちに分かりやすく紹介。「地元の記事から世界の記事までが載る『一覧性』が新聞の特徴。多彩なジャンルについて過去の歴史、未来の予想までが掲載され、社会が見える」などと説明した。
 また、NIEの活動事例として「事実や背景、歴史などを調べる」「自分の意見をまとめる」ことなどを紹介した。
 生徒会長の吉田百花さん(3年)が「新聞の読み方や使い方がよく分かり、興味が出ました」と感謝の言葉を述べた。

 制作過程や意義など説明/只見中
 只見中(梅宮守夫校長)では10日、全校生126人を対象に総合的な学習の時間を利用し記者派遣事業を実施、戸井田次長が新聞の制作過程や意義などを説明した。
 新聞の制作過程では、編集局を中心とした一連の流れについて、各地で得た情報を読者に興味を持ってもらえる記事にして、紙面化していることを強調。「いろんな人に会うのがやりがいであり、楽しさの一つ」と、新聞記者の魅力を語った。
 また、若者に新聞を読んでもらう工夫の一つとして、読者が取材した記事を掲載するコーナーを設けていることを紹介した。
 生徒会長の三瓶志門さん(3年)は「今まで体験した話を聞いて、その立場にいたら嫌だと思ったが、うらやましくも思った。新聞の在り方を考えるきっかけにしたい」と感想を述べた。
(2009年9月15日 福島民友NIEニュース)
 
 
 


福島民友新聞社
〒960-8648 福島県福島市柳町4の29
個人情報の取り扱いについてリンクの設定について著作権について

国内外のニュースは共同通信社の配信を受けています。

このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。copyright(c) THE FUKUSHIMA MINYU SHIMBUN