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(2010.4.27)
     
読みやすい紙面そろう 県小中学校新聞・PTA広報紙コンクール


各校の学校新聞、PTA広報紙を審査する審査員ら

 19日に審査会が開かれた「第45回県小中学校新聞・PTA広報紙コンクール」(福島民友新聞社、県PTA連合会主催)には、「PTA広報紙の部」と「学校新聞の部」に合わせて126点の応募があった。審査の結果、最優秀3点を含む入賞作品23点が選ばれ、PTA広報紙の部の入賞作品数点は全国小・中学校PTA広報紙コンクールに出品される。
 
 高い企画力、レイアウトに工夫
 本年度は、県内各地から小、中学校合わせて116点のPTA広報紙と10点の学校新聞が出品されました。どの作品からも、各単P広報委員の方々の広報紙に寄せる熱い思いと、PTA活動の充実ぶりが感じられるものばかりでした。また、子どもたちに対する愛情や、学校を広く理解していただきたいという思いが伝わる力作ぞろいでした。
 これまでの各単P・各学校の関係者のご努力に敬意を表し、古内利勝PTA連合会事務局長、君島宏光福島民友新聞社事業局長ら計7人の審査員を代表して講評を述べます。
 審査では、主に次の3点の観点でみせていただきました。
 一つ目が全体のレイアウトおよび見出しなどの「読みやすさ」はどうか、といった点です。
 二つ目は「内容」です。各号の主題が明確で、学校、保護者、地域との密接な連携が伝わる内容か、みせていただきました。
 三つ目は、積極的な企画やアイデアがみられるか、などの「企画性」です。
 審査の結果、見事に入賞された20校の各単P広報委員、3校の学校関係者の皆さま、誠におめでとうございます。
 全体的な傾向としては、紙面の構成・レイアウトがよく、大変読みやすい広報紙・新聞が数多く寄せられました。さらに、子どもや保護者の実態をアンケート調査して詳細に分析した作品、さらに分かりやすくグラフに表した作品、地域の特徴を生かした作品、生き生きとした子どもや保護者の表情を効果的に紙面に配置した作品の評価が高かったようです。
 ただ、統廃合などによる学校数減の影響からか、出品数が例年よりも減少したのは残念です。今後は、県内すべての地区からの多数の応募を期待いたします。
福島四小の「梅友」 渡利中父母と教師の会の「みくわば」 霊山中の「独立自尊」
PTA広報紙の部最優秀
 ◇「梅友」 《福島市・福島四小》
 創立100周年記念誌と連動させ、「目で見る今昔写真くらべ」では、地域の発展と様変わりする様子がよく伝わってきます。さらに、迫力あるサイズの大判の紙面により、読者にインパクトを与えます。また、遊び心も随所に見られ、喜びや感動、楽しさが十分伝わってきます。宇宙飛行士・土井隆雄さんを育てた的川泰宣先生の記念講演会、卒業する児童の自筆のメッセージも高く評価されました。

 ◇「みくわば」 《福島市・渡利中》
 「ケータイ時代を生き抜こう」「思春期の性の実態と教育」「大人は昔、みんな悩める子どもだった」「渡中生文庫」など、社会性が高く、今日的、身近なテーマでしっかりした企画の紙面構成が見事です。さらに、レイアウトも優れ、アンケートの結果をグラフにまとめたり、カラー写真を効果的に取り入れたりと、視覚に訴える点が高く評価されました。

学校新聞の部最優秀
 ◇「独立自尊」 《伊達市・霊山中》
 各号とも、カラー・A4判の親しみやすい学校新聞です。さらに年間を通して毎週発行し、さまざまな学校行事での生徒の生き生きとした姿や、中体連での活躍ぶりなどが一目で分かる、情報量の豊富な充実した紙面です。多彩な取材力や、きめ細かな写真記録、端的な見出し、カラー文字の美しさなどが高く評価されました。
(2010年4月27日 福島民友・NIEニュース)
 
 
 


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