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(2011.5.31)
     
写真や構成高評価 県小中学校新聞・PTA広報紙コンクール


写真や構成高評価 県小中学校新聞・PTA広報紙コンクール

学校新聞とPTA広報紙を審査する審査委員
=福島民友新聞社

 24日に審査会が開かれた「第46回県小中学校新聞・PTA広報紙コンクール」(福島民友新聞社、県PTA連合会主催)には、「PTA広報紙の部」と「学校新聞の部」に合わせて75点の応募があった。福島民友新聞社で行われた審査の結果、入賞作品17点が選ばれ、PTA広報紙の部の入賞作品数点は全国小・中学校PTA広報紙コンクールに出品される。審査長の穴沢耕二県PTA連合会調査広報部長(南向台小学校長)に講評をいただいた。

 未曽有の大震災、津波、そして原発事故と、これまで経験したことのない大きな被害を受けた直後にもかかわらず、学校新聞・PTA広報紙コンクールに応募していただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
 いずれの作品も、各単P広報委員の皆様の熱い思いや、PTA活動・学校教育活動の充実ぶりが感じられるものばかりでした。また、子どもたちに対する深い愛情や、学校を広く地域の人にも理解していただきたいという思いの伝わる作品が多く見られました。
 これまでの皆様のご努力に敬意を表し、古内利勝県PTA連合会事務局長、桜井健二福島民友新聞社事業局長ら計6人の審査員を代表して講評を述べます。審査に当たり、全体のレイアウトおよび見出しなどの読みやすさ、主題が明確で、学校、保護者、地域との密接な連携が伝わる内容、そして、積極的な企画やアイデアが見られるかなどの企画性の三つの視点で審査させていただきました。その結果、見事に入賞された14校の各単P広報委員や3校の学校関係者の皆様、誠におめでとうございます。
 審査では、生き生きとした子どもの表情を効果的に紙面に配置した作品や、モノクロの良さを生かした作品なども高く評価されました。また、子どもや保護者の意識などのアンケート調査の結果を、創意工夫してグラフに表し、保護者相互の共有化が図られた意欲的な作品も高評価を得ました。さらに、偶然でしょうが、震災を予感したかのような避難訓練・大規模改修などのタイムリーな企画、そして紙面の構成・レイアウトが工夫された作品も入賞しました。
 今後は、一日も早い各地区の復興を願いながら、よりPTA活動の様子が伝わる作品、前年度踏襲の作品でなく斬新な視点で構成された作品などの応募をご期待申し上げます。
白河二小の「はちのす」 渡利中の「みくわば」 翁島小の「翁島小学校だより」
白河二小の「はちのす」 渡利中の「みくわば」 翁島小の「翁島小学校だより」
PTA広報紙の部・最優秀
 ◇「はちのす」 《白河市立白河第二小学校》
 各号の主題が明確で、一枚一枚の写真も、プロ顔負けの質の高いものばかりです。さらにカラーとモノクロの写真が効果的に紙面を構成し、ページを開く楽しさが演出されています。中でも、子どもたちの演奏の様子や真剣な表情をイラストとミックスさせた「校内音楽会」のページが特に目を引きました。

 ◇「みくわば」 《福島市立渡利中学校》
 昨年度に引き続きの最優秀賞です。今年の作品も「コドモノキモチ聞こえてますか?」のテーマで、アンケート結果を詳細に分析し、さらに保護者の感想を掲載した内容や、「友に学ぶ喜び及び実践偏・天地明察」「ヘルスライフ」などの企画性が優れています。さらに、レイアウトも素晴らしく、見やすいグラフにまとめたり、カラー写真を効果的に取り入れたり、視覚に訴える構成力も見事です。

学校新聞の部・最優秀
 ◇「翁島小学校だより」 《猪苗代町立翁島小学校》
 月1回のペースで発行している学校だよりですが、どの号からも、四季折々の学校の活動の様子が十分読者に伝わる新聞です。また、カラーA4判の限られたスペースを無駄なく生かし、分かりやすい見出しと子どもたちの表情豊かな写真を効果的に配した、親しみやすい内容の新聞です。
(2011年5月31日 福島民友・NIEニュース)
 
 
 


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