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深い愛情、高い企画力 県小中学校新聞・PTA広報紙コンクール


深い愛情、高い企画力 県小中学校新聞・PTA広報紙コンクール

小中学校の学校新聞とPTA広報紙を審査する審査員=4月16日午後、福島民友新聞社

 本年度の第49回県小中学校新聞・PTA広報紙コンクール(福島民友新聞社、県PTA連合会主催)には、県内の小中学校75校から、つぶぞろいの作品が寄せられた。審査の結果、最優秀3点を含む入賞作品21点が決まった。入賞作品のうち、PTA広報紙の数点を全国小中学校PTA広報紙コンクールに出品する。審査長の佐藤秀雄県PTA連合会調査広報部長に講評をいただいた。

 【全体講評】昨年度は、復興へ向け新たな一歩を踏み出した年であり、それぞれの学校では「学校は復興の最大の拠点」を合言葉に、未来を担う子どもたちのために、さまざまな活動に取り組まれたことと思います。しかし、県内を見渡すと、まだ、授業が再開されない学校もあり、厳しい状況が続いています。そんな中、今回、PTA広報紙、学校新聞を出品いただいた関係者に、心より感謝申し上げます。これまでの皆さまのご努力に敬意を表し、古内利勝県PTA連合会事務局長、渡辺誠福島民友新聞社事業局長ら4人の審査員を代表し講評を述べたいと思います。
 出品されたいずれの作品も子どもたちに寄せる深い愛情が感じられ、笑顔や元気あふれる姿を保護者や地域の方に伝えたいという熱い思いが伝わる作品ばかりでした。
 審査に当たり「読みやすさ、見やすさ(編集、レイアウト)」「主題が明確で、学校、保護者、地域との連帯感があるか」「積極的な企画性やアイデアが見られるか」といった三つの視点で審査をさせていただきました。
 審査では、生き生きと活動する子どもたちの姿や豊かな表情を効果的に紙面に配置した作品、読み手を引きつけるようなレイアウト構成を行いフロントページに工夫を凝らした作品、子どもたちの今日的な課題を取り上げ保護者相互の意識の共有化が図られた作品などが高く評価されました。さらに、会員の参画を促すような企画力に富んだ作品、地域との連携を取り上げ特集を組んだ意欲的な作品も高く評価されました。
 今後は、PTA活動を通じ興味を持ったテーマや感じたことを積極的に取り入れた作品、視点を明確にし子どもたちや保護者の思いがより鮮明な作品や、紙面を通し家庭と地域社会、学校と家庭をつなぐ、そんな企画に富んだ作品を期待しています。
大久保小の「大久保」 白河二小の「はちのす」 熊倉小の「よい子熊倉っ子」
大久保小の「大久保」 白河二小の「はちのす」 熊倉小の「よい子熊倉っ子」
PTA広報紙の部・最優秀
 ◇「大久保」 《福島市立大久保小学校》
 フロントページに広がる表情豊かな児童の写真に、まず、目をひかれました。そして、写真を効果的に活用した印象的なレイアウトは、読み手を引き込む魅力あふれる紙面構成で、ずば抜けたセンスの良さを感じました。また、学校行事紹介にとどまらない特集テーマやPTA活動、地域との連携の様子なども各号に盛り込まれ、企画性に富んだ内容の充実ぶりも高い評価を得ていました。

 ◇「はちのす」 《白河市立白河第二小学校》
 4年連続での最優秀賞受賞となりました。あえて表紙にモノクロ面を使い、中面はカラーという大胆な紙面構成や写真のレイアウトの巧みさが目を引きました。毎号とも表紙の写真に工夫が凝らされ、読み手を引き込むレイアウトは絶妙で、最後まで一気に読み進めることができました。内容も多様で、児童へのコメントへも工夫がありアイデア豊富な企画性にも感心しました。

学校新聞の部・最優秀
 ◇「よい子熊倉っ子」 《喜多方市立熊倉小学校》
 毎週号の発行という取り組みに、審査員から、称賛の声が寄せられました。
 そして、手作り感あふれる紙面は、情報をリアルタイムに発信するという熱い思いが表れており、ぬくもりある紙面になっていました。写真も効果的に配置され豊富な情報量にもかかわらず、大変読みやすくなっており、子どもたちの良さを前面に出した文章表現も大変好感が持てました。
(2014年5月6日 福島民友・NIEニュース)
 
 
 


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