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社説の主張、授業で比較 NIE全国大会・最終日

社説の主張、授業で比較 NIE全国大会・最終日

全国NIEアドバイザー会議で、自身の実践経験を語る増子校長(左)

 秋田市で開催の第20回NIE全国大会は最終日の31日、公開授業や実践発表、特別分科会が行われ、県内のNIE実践指定校の教諭らは地方紙の社説を比較し、違いを読み解く公開授業を視察した。また、特別分科会では福井、秋田両県の取り組みから学力向上につなげる新聞活用などを探った。全国NIEアドバイザー会議も開かれた。次回は来年8月に大分市で開かれる。日本新聞協会の主催。

 新聞活用「教員の質上がる」
 公開授業を視察した橘高の深瀬幸一教諭は終了後「社説の読み比べでは、生徒が書き手の主張の背景に気付くよう、授業の展開に工夫が見られた。今後の実践のヒントになった」と感想を話した。
 全国NIEアドバイザー会議には、県内で初めて認定されたNIEアドバイザー4人のうち、増子春夫五箇小校長、高橋泰史桜の聖母学院中教諭が参加。「NIEで高まる学ぶ力―NIEの効果を検証する」をテーマに情報交換した。
 参加者は「新聞だからこそ得られた教育効果」について、グループごとに発表し「情報について深く考えるようになる」「基礎学力が身に付く」「新聞を教材化する過程で教員の質が上がる」など、新聞活用の効果について意見を交わした。
 増子校長は「新聞活用の実践方法はさまざまだが、継続し、習慣化することが学びの効果を上げる」と感想。高橋教諭は「教材としての新聞の特長を再確認し、長期的な視点を持って実践していきたい」と話した。
(2015年8月1日 福島民友NIEニュース)
 
 
 


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