心を込めた歌声磨く
合唱部は常設ではないため、限られた練習時間ながら、1〜3年の部員40人が顧問の会田久美教諭の指導のもと、仲良く活動に励んでいる。
部員は全員が運動部に所属しており、本格的に練習を始めるのは中体連が終了した後の7月に入ってから。それでも3年生以外の部員はそれぞれ運動部の練習があるため、集まる時間は限られているが、主に夏休みを中心に、8月の石川地区小・中学校音楽祭に向けて集中して曲をつくり上げていく。
「粗削りなものの、気持ちをストレートに出して演奏してくれるので、私も自分を思いきりぶつけて指導できる」と会田教諭が話す通り、中学生らしいさわやかな演奏が持ち味。今年の同音楽祭本番でも部員たちは存分に力を発揮し、銀賞に輝いた。
練習の合間はいつも笑顔が絶えない。部長の佐藤愛(まなみ)さん(3年)が「卒業してもこの仲間で歌えるようになりたい」と話すように、部員同士の仲も良い。会田教諭は「3年生が素直で明るく、そういう部分が演奏にも反映されている」と部の特徴を紹介する。
先月24日には、学校祭合唱コンクールで息の合ったハーモニーを届けた。3年生は最後の歌声を披露し、有終の美を飾った。
きずなや友情を大切に
部長の佐藤愛さん 明るくて楽しい部で、雰囲気も良く、みんな仲がいい。今後も部は、結果にこだわらずに心の込もった歌を歌えて、きずなや友情を大切にできる場所になってほしい。
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