バレーボール「SVリーグ」女子のデンソーエアリービーズの新体制が固まった。今季は新加入4人を含む21人のメンバーで日本一に挑む。昨季に引き続き、安定した守備から攻撃のリズムをつくる。
守備では、昨季リーグでサーブレシーブ成功率1位の54.1%を記録した日本代表選出のリベロ(L)川畑遥奈を中心に、相手の攻撃を防ぐ。ミドルブロッカー(MB)は同じく日本代表に選出された麻野七奈未や横山真奈らに、新たに昨季日本一の大阪Mから蓑輪幸が加わり、厚みが増した。蓑輪は昨季アタック決定率2位の48.6%と、攻撃力も魅力だ。
攻撃陣はブラジル代表を務め、昨季リーグ総得点2位の927点を誇るオポジット(OP)のモンチベレル・ロザマリアを中心に、アウトサイドヒッター(OH)の石倉沙姫や山下晴奈らタイプの異なるアタッカーを要する。得点力向上のためブラジル出身のサブリーナ・デジェズス・マシャドを補強したほか、2季ぶりにチームに現役復帰した中元南が豊富な経験で支える。
今年1月に加入したMB柳千嘉、OHイェーモンミャ、セッター川岸夕紗はいずれも3月に高校を卒業したばかりで、若い力の飛躍に期待がかかる。
デンソーエアリービーズの開幕戦は10月11、12の両日、郡山市の宝来屋ボンズアリーナで東レ滋賀と対戦する。両日とも午後1時5分開始予定。