JR東海は5日、相模原市で建設が進むリニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)の工事現場を報道関係者に公開した。地下約30メートルの駅最底部は、地上から見てもホームや線路の位置が分かるようになっており、明瞭に駅の姿が浮かび上がってきた。
新駅はJR橋本駅に近く、長さ約680メートル、最大幅約50メートルの地下3階構造で、ホーム2面と線路4線を備える。8階建てビルがすっぽりと収まる約30メートルの深さまで掘削した後、底部から地上へ向けて駅構造物を造っていき、完成後に埋め戻すという。
現在は地下3階部分に足場が組まれ、ホームと線路を区切る壁の工事を進めている。