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ワクチン未接種隔離で和解、滋賀 元職員に150万円

2025/06/10 18:51

 滋賀県の甲賀広域行政組合は10日、新型コロナウイルスのワクチンを接種していないことを理由に隔離して業務させた消防本部元職員の女性に対し、和解金150万円を支払うと発表した。同日開かれた組合議会で議案が可決された。

 組合によると、2021年、消防本部トップの消防長らが女性と他の職員らを接触させないよう各所属長に求める文書を作成・回覧し、離れた場所で業務をさせた。消防長は24年に停職処分を受け依願退職している。

 後任の藤川博樹消防長は取材に「ワクチン未接種の方に精神的苦痛を与え、深くおわび申し上げる」と話した。

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