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無許可で車解体ヤード運営疑い 神奈川・厚木、男性書類送検

2025/09/26 17:58

 神奈川県警は26日、自動車の解体などを行う作業場「ヤード」を無許可で運営したとして、自動車リサイクル法違反の疑いで、同県厚木市の解体会社「金田商会」の男性代表取締役(49)と法人としての同社を書類送検した。

 書類送検容疑は5~7月、知事の許可を受けずにヤードで使用済みのトラック2台の前部ボディーを取り外し、解体業を営んだ疑い。県警によると、代表取締役は「許可は取っていない」と容疑を認め「ばらばらに破砕するのが解体だと思っていた」と、解体作業には当たらないとの趣旨の説明をしている。

 金田商会は関与していなかったが、犯罪グループがヤードに盗難車を持ち込むこともあり、県警が実態把握を進めている。県内のヤードを調査する中で今回、無許可の可能性が浮上した。

 警察庁の統計によると、2024年の自動車盗認知件数は、最も多い愛知県が866件、次いで埼玉県が781件で、神奈川県は5番目に多い536件。20年ほど前のピークに比べると減ったものの、ここ数年は全国的に増加傾向にある。

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