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地域と社会の交差点に:早稲田大学GCC Common Roomがオープン

2025/09/30 15:20

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田中愛治総長らによるオープニングセレモニーを開催

2025 年 9 月 30 日
早稲田大学

 

地域と社会の交差点に:早稲田大学GCC Common Roomがオープン - 田中愛治総長らによるオープニングセレモニーを開催-

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202509296173-O7-QQQR2OR2

 

早稲田大学(東京都新宿区、総長:田中 愛治)は、このたび「貢献の早稲田」の拠点となるGCC(Global Citizenship Center)Common Roomを早稲田キャンパス27号館にオープンしました。

 

気候変動や格差の拡大、地域社会の持続可能性など、地球規模で解決を迫られる課題が深刻さを増していく状況において、GCCは本学の強みである幅広い分野の知見と教育資源を結集し、社会と協働しながら貢献を実現していくことで、本学の使命を果たすために軸となり、研究「Global Research Center(GRC)」・教育「Global Education Center(GEC)」とともに、本学が「世界人類に貢献する大学」に進化するための創立150周年記念事業の中核をなす拠点です。

 

GRC、GECとも有機的に連携しながら、これまで本学が推進してきた社会への成果展開活動(研究・教育活動成果の提供、社会実装、臨床、アウトリーチ等)や国内外のボランティア活動、地域・企業との協働、リーダーシップ教育、アントレプレナーシップ教育、実践型学習をさらに発展させ、地球規模で貢献できる人材育成を着実に推進していきます。

このGCCの理念を体現する場として、「GCC Common Room」をオープンしました。これを記念し、2025年9月30日(火)にオープニングセレモニーを実施し、田中愛治(たなかあいじ)総長、須賀晃一(すがこういち)副総長、松居辰則(まついたつのり)GCCセンター長をはじめ、学生や近隣住民(早稲田商店街関係者)も参加し、オープンを祝いました。

 

■田中愛治総長コメント

本学は創立150周年を目前に、「世界に貢献する学生を育てる」という建学の使命を改めて掲げ、2024年4月にGCCを設立いたしました。GCC Common Roomは、それを象徴する場として学内外の多様な知見をつなぎ、対話と社会貢献を促す空間です。

GCC Common Roomの設計思想は、「社会との接点」です。早大南門通りに平行に大きなホワイトボードウォールを配置し、「まち」という一番身近な社会と直に接しながら、社会について考える場となることを意図しています。 また、外との境界線をガラスとベンチで構成することで、ひらかれた場として対話や滞在が生まれ、おのずと人々がつながり、学生や教職員だけはなく、地域の皆さま、広く社会の皆さまと共に、社会への貢献を考える場となります。

このGCC Common Roomのもとに、様々な人々が集い、つながる場として発展し、想像を超えたイノベーションが生まれることを期待しています。

 

■松居辰則GCCセンター長コメント

2025年9月30日にGCC Common Roomがオープンいたしました。大変喜ばしいことであり、ここまで多大なるご尽力いただきました職員、教員、近隣の皆様の全て方々に心よりお礼申し上げます。早稲田大学の建学の精神は、創設者である大隈重信が掲げた「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」の三つの教旨を基礎としています。そして、それぞれが「研究」「教育」「貢献」に対応し、国籍を問わず世界に貢献できる人材の育成を目指す「一身一家一国の為のみならず、進んで世界に貢献する」という理念として示されています。この理念はGCC Common Roomのいたるところに掲示されており、この場が「理念が体現される場」として成長することへの願いが込められております。GCCのミッションは早稲田大学の有する「貢献」に関する研究・教育・実践の知見を結集し、研究・教育と有機的に連携して「貢献」を社会実装し「世界人類に貢献する大学」を実現することにあります。そのために「人間的力量の育成」を中軸として関係する様々な領域(ボランティア、リーダーシップ、キャリアデザイン等)の研究・教育・実践を進めて参ります。そのような中でGCC Common Roomには多くの教員、職員、学生、校友等が集い「早稲田らしい貢献」が創発されることを願います。「GCC Common Roomに行けば貢献に関する何かが見つかる」という誰でも貢献を経験できる場にできればと思います。多くの方々のご利用をお待ちしております。

 

■GCC Common Room画像

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202509296173-O4-12Be39cm

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202509296173-O5-iJD47l0G

 

■Global Citizenship Center(GCC)について

早稲田大学の創設者・大隈重信が説いた「一身一家一国のためのみならず、進んで世界に貢献する抱負が無ければならぬ」の理念のもとで、現在の早稲田大学では、「国民」を「地球市民」として捉えて、国籍を問わず、進んで世界に貢献する学生の育成に努めています。

2024年4月1日、この「貢献の早稲田」を体現しそれを強く推進するためにGCCを設立しました。GCCは、

1:人類への貢献のビジョンを共有する「場」の構築(「貢献」を明確に意識した研究・教育プロジェクトの推進)

2:世界に貢献する「人間的力量」教育のデザイン

3:誰もが早稲田の研究教育活動の成果を享受できる機会の創出(在学生のみならず校友をも対象にした人材育成の循環システムの構築)

など、本学の貢献ビジョンの旗振り役を担います。また150周年記念事業においては、3つのグローバルセンター構想における「貢献の早稲田」を体現する事業として位置付けられています。

上記の3つのミッションについて、概要は以下の通りです。

 

人類への貢献のビジョンを共有する「場」の構築

早稲田大学だからこそ実現可能な世界人類に貢献するビジョンを掲げ、幅広い分野の知見を融合した総合知によるアプローチでビジョン実現を目指します。

【ビジョン共有型ユニット(構想)】

被災地・被災者支援

平和の科学的研究と社会実装

難民救済・平和構築・紛争解決

地域貢献・地方都市活性化

世界に貢献する人間的力量※教育のデザイン

世界人類のために行動し貢献する人材を育成するために、学術院での学びに加え、リーダーシップ、ダイバーシティ、アントレプレナーシップなどの学びや、国内外でのボランティア、地域・企業での本格的なワークショップなどの課外教育プログラムを往還する「人間的力量育成のためのカリキュラム」をデザインし、早稲田大学の全ての学生に提供します。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202509296173-O6-uOOfR6s0

 

※どの分野であっても、周囲の人々の幸福の実現を目指す強い意思を持ち、多様な価値観や文化的背景を持つ人々を一つにまとめ上げ、そこにいる人々の心を動かし、リードしていく力。

 

社会貢献の輪の拡大

誰もが早稲田大学の研究教育活動の成果を享受できる機会を創出します。

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