発電後、燃料処理で生じる

 

 日本中の多くの原発で廃炉が進んでいます。廃炉に伴って生じるごみ、廃棄物のうち、約7%が放射性物質の存在を考慮しなければならないものです。7%のうちの5%程度は、クリアランス制度により、放射性廃棄物から除外され、普通の廃棄物として処分したり、資源として再利用したりできるようになるものです。

 そして、残りの2%程度のことを、低レベル放射性廃棄物と呼びました。低レベル放射性廃棄物は、放射能レベルの比較的高いものから低いものまでの三つに分けられ、それぞれL1、L2、L3と呼ばれるのでした。

 では、高レベル放射性廃棄物とは何でしょうか。

 高レベル放射性廃棄物は、使用済みの燃料を処理する際に生じるものです。使用済み燃料から、再利用可能なウランやプルトニウムを取り除き、残った放射能レベルの高い廃液を、高温のガラスと混ぜて固体化したもののことを呼びます。ガラス固化体と呼ばれ、一つずつは、直径40センチ、高さ1・3メートルほどの円柱です。

 いろいろと処理をされた後のもので、爆発したり、臨界状態になったりとはなりませんが、非常に長期間の保存が必要になります。

 高レベル放射性廃棄物は、通常の原子力発電所の廃炉に伴って、その建物から生じる廃棄物というわけではなく、発電のために用いられる燃料を処理する際に生じる廃棄物になります。