【2024新戦力】白輪地 敬大 FW 背番号18 / 「裏へ」とにかく走る

 
 しらわち・けいた 神奈川県出身。桐蔭学園高、桐蔭横浜大を経て入団した。身長172センチ、体重68キロ。22歳。

 相手DF裏への飛び出しとハードワークを武器とする大卒の新人FWだ。開幕戦で途中出場し、Jリーグデビューを飾った。「まずは試合に出ることが目標。その中で5得点くらい取れれば良い」と今季の目標を語る。

 走行距離にこだわっている。「10回中1回でも成功すれば良い」との考えから、ボールを持たない場面で、何度も動き直してパスを呼び込むプレーを心がけている。自らの動きをおとりに味方を生かすことも意識しており「自分の得点やアシストにつながらなくても、局面が変わるならばそれで良い」とも語る。

 プロ入りを手繰り寄せたのは桐蔭横浜大3年時の天皇杯。J1札幌から2得点を奪ったことで「自信がついた。あの試合でプロになれた」と話す。このシーズンには、大学日本一を決める全日本大学選手権(インカレ)優勝にも貢献した。

 仲間となったMF坂岸寛大、西川潤の2選手とは、同じく神奈川県の高校で同じ学年。この頃から顔見知りだという。「寛大は真面目だが意外とおちゃらけている。潤は気難しそうに見えて意外と気さく。そういうギャップもかっこいいと思う」と話す。