【2024新戦力】大森 理生 DF 背番号34/ 熱い守備のまとめ役

 
 おおもり・りお 東京都出身。FC東京から2022年は琉球、昨季は大宮へ期限付き移籍した。身長186センチ、体重79キロ。21歳。

 J1FC東京の下部組織からトップチームに昇格し、昨季までの2年間はJ2クラブを渡り歩いた。豊富な経験と高いコミュニケーション能力を生かして守備をまとめる。「J2で誰にも負けない能力を持ちたい。自分の成長はもちろん、チームにどう貢献できるかということが大切」と意気込む。

 新加入選手ながら、選手やスタッフと話す姿が目立つ。「『こっちにパス出して』と、一つ一つのプレーで主張し合って味方と高め合いたい」。日本代表も経験したDF森重真人(F東京)らの姿勢を見習っているといい「言葉で提示することでチームも締まる。ただ言う分、責任も生まれるし能力も必要」と日頃の心がけを語る。

 幼稚園の頃、3歳年上の兄渚生(しょう)(現J2栃木)の影響を受けてサッカーを始めた。今でも互いの試合を見て「次の試合で勝てたら大きいね」などの連絡で刺激し合っている。

 昨季はいわきとJ2残留を争った大宮に所属した。両者の対戦でも出場。豪快なミドルシュートでいわきゴールを脅かした。そのシュートを好セーブで防いだGK鹿野修平とは今では仲良し。練習後には「2人でカフェに行く」という。