新スタジアムに「若者の声」 いわきSC、8月18日フォーラム

 
新スタジアムや街についての意見を投稿するブースを訪れた来場者=いわきグリーンフィールド

 サッカーJ2いわきFCを運営するいわきスポーツクラブ(SC)が主導して新スタジアム構想を考える検討委員会「IWAKI GROWING UP PROJECT(IGUP)」は29日、子どもと若者の意見をスタジアム構想に反映させる「ユースプロジェクト」を始めると発表した。取り組みの第1弾として8月18日にいわき市で「ユースフォーラム」を開催し、子どもと若者の意見を聞く。

 検討委が29日、記者会見して発表した。検討委によると、子どもや若者の意見をスタジアム整備に反映させる取り組みは日本初という。

 ユースフォーラムにはいわき市と双葉郡の未来に関心のある小学1年生から20代の若者に参加してもらい、同SCの大倉智社長らが同席の下、地域の理想像や新スタジアム構想について意見交換を行う。参加者の中の代表者には検討委の会議にも参加してもらう。フォーラムは複数回の実施を目指している。

 試合会場でも

 検討委はこのほか、試合会場にブースを設置し、新スタジアムなどについての意見を募集する「スタジアムボイス」も始めた。29日、磐田戦が行われたいわき市のいわきグリーンフィールドに初めてブースが設置され、多くの人がブースを訪れ意見を出していた。8月13日の甲府戦、同月19日の東京ヴェルディ戦でもブースを設置する。

 記者会見では、同SCの大倉智社長が意義を語った。フォーラムの参加申し込みは13日まで。