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「いわきFCらしいサッカーをしたい」と意気込む田村監督

いわきFC、コロナ拡大...戦力やりくり、監督に秘策 19日、東京V戦

08/18 07:40

 サッカーJ2のいわきFCは19日、ホームのいわきグリーンフィールド(いわき市)で東京ヴェルディと対戦する。いわきは8勝9分け13敗で22チーム中17位。東京Vは15勝7分け8敗で4位。午後6時開始予定。

 尚志高出身3人の対決にも注目

前回対戦は5月28日の第18節。長い時間ボールを握られ守勢が続いたが、なんとか無失点で引き分けた。東京Vには7月から、尚志高出身のFW染野唯月(いつき)が期限付き移籍で加入している。同校出身のいわきのMF加瀬直輝、DF河村匠の1学年下で、3人は全国高校選手権で全国3位を果たした仲間だ。3人の対決にも注目が集まる。

 田村監督「隙突いて、いわきらしいサッカーを」

 クラブが緊急事態だ。主力2人が新型コロナウイルスに感染し、欠場した前節から状況が悪化。選手とクラブスタッフに感染が拡大している。16日に予定されていた公開練習は急きょ非公開とされた。田村雄三監督が16日、オンラインで報道陣の取材に応じ「外部との接触を避けたかった」と理由を説明した。
 感染拡大は「現在進行中」(田村監督)。コロナ感染で前節を欠場したDF家泉怜依と遠藤凌が練習に復帰したことは安心材料だが、依然、難しい戦力のやりくりを強いられそうだ。

 出場できる選手によって選べる戦い方は変わってくる。ただそこは、選手の特徴に応じて布陣や戦い方を選ぶことにたけた指揮官の腕の見せどころだ。いくつかの策があるといい「出られる選手の状態から早めに判断したい」と田村監督。「選んだ時点でそれがファーストチョイス。後ろ向きには思わない」と頼もしい。

 対戦する東京Vは総失点がリーグ最少の22点。東京Vについて田村監督は「攻守の切り替えの速さや、堅守が植え付けられている」と警戒。それでも「しっかり隙を突いて、いわきFCらしいサッカーをしたい」と意気込んだ。(小磯佑輔)

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