駅近、遊園地がある、海に浮かぶ...いわきFC、理想のスタジアムは?

 
自身の考えたキーワードを発表する参加者

 サッカーJ2いわきFCを運営するいわきスポーツクラブが主導する新スタジアム構想の検討委員会「IWAKI GROWING UP PROJECT(IGUP)」は18日、いわき市で子どもと若者の意見を吸い上げる「ユースフォーラム」を開いた。子どもたちが理想のスタジアムについて考えを巡らせた。

 いわき市内外の小学生~20代の24人が参加。「いわきの未来」「サッカースタジアムのある未来」をテーマに案を出し合い、それぞれがキーワードを考えた。参加者からは「サッカーに興味がない人も楽しめるスタジアム」「駅近」「遊園地がある」「海に浮かぶスタジアム」など、幅広いアイデアが出た。検討委のメンバーや市職員も参加した。

 いわきFCの試合をよく観戦するという中学2年生の笹沼宗太さん(13)は「スタジアムづくりに関われたことを誇りに思う。ほかの人の考えも知ることができて面白かった」と語った。検討委内の分科会で座長を務める追手門学院大の上林功准教授は「子どもたちが捉えるいわきの姿が意見に表れていた。どのようにスタジアムを(社会へ)開いていくかを考えることが、検討委の次の課題になる」と意義を語った。フォーラムは今後も開催される予定。