連敗脱出へ、先制点の行方カギ いわきFC、23日ホームで金沢戦

 

 サッカーJ2のいわきFCは23日、ホームのいわきグリーンフィールド(いわき市)でツエーゲン金沢と対戦する。いわきの通算成績は9勝10分け16敗で順位は22チーム中19位。金沢は9勝5分け20敗でJ3自動降格圏内の21位。午後6時開始予定。

 いわきは3連敗中で、相手に先制された後にゴール前を堅く守られ、攻めあぐねる試合が続いている。次戦も先制点の行方が試合展開を左右しそうだ。

 20日の公開練習では、多くの時間を攻撃練習に割いた。田村雄三監督は「(得点不足を)しっかり打開しなければならない。選手が共通認識を持って攻めたい」と語った。

 家泉「好機もっと演出」

 直近3試合で挙げた得点は1点のみ。いわきは得点力の向上が課題となっている。いかに相手を押し込み、崩しの形を多くつくれるかがポイントだ。攻撃の組み立てを担うDF家泉怜依は「もっとチャンスをつくる」と改善を誓う。

 前節の群馬戦では「ボールを大切に持ち過ぎて、思ったよりも前線に送れなかった」と振り返る田村雄三監督。相手がゴール前を固め、攻め込むスペースが少ない状況になったとしても、選手にはいわきらしい積極的な攻めを求める。

 攻撃の組み立てにも改善の余地がありそうだ。相手DFを動かしてスペースをつくることに加え、そこに走り込む選手とパスを送る選手の呼吸も大事になってくる。家泉は「テンポ良くボールを回し、相手DFの動きを見ながらもっとシンプルにプレーしたい」と語る。

 ともにJ2残留に向けて負けられない一戦。「勝てば(チームの雰囲気が)全く変わってくる」と家泉は話す。金沢が攻め込んでくることも予想されるだけに「まずは失点しないこと。攻撃では相手が前に出てくるところを突いて先制したい」と静かに闘志を燃やした。(小磯佑輔)

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