いわきFC選手と握手 広野・特養入所者「体が大きく格好いい」

 
入所者と握手をしながら交流する辻岡選手(左)と杉山選手

 サッカーJ2いわきFCの杉山怜央選手(23)と辻岡佑真選手(21)は20日、広野町の特別養護老人ホーム花ぶさ苑を訪れ、入所者と交流した。施設からは、選手やクラブへの応援メッセージを寄せた横断幕が託された。

 Jリーグやクラブが地域の個人や団体と連携して社会課題解決に取り組む「シャレン!」活動の一環で、敬老の日に合わせて応援メッセージの横断幕を試合会場に掲げる取り組み。23日にいわき市のいわきグリーンフィールドで行われるツエーゲン金沢との試合で横断幕を掲げるほか、入所者4人が試合会場に招待されている。

 花ぶさ苑では、入所者がいわき戦の試合中継を観戦しているほか、交流サイト(SNS)などで応援メッセージを積極的に発信している。

 杉山、辻岡両選手は入所者に声をかけながら一人一人と握手し、日頃の応援に対する感謝の思いを伝えた。

 辻岡選手のファンだという橋本タカ子さん(87)は「体が大きくて格好いい」と笑顔を見せた。

 訪問を終えた杉山選手は「初めて施設を訪れたが、自分の方が勇気をもらった」、辻岡選手は「応援を感じながら、これからも頑張りたい」とそれぞれ語った。