いわきFC、田村監督「ぎゃふんと...」 21日、雪辱を期す清水戦

サッカーJ2のいわきFCは21日、ホームのハワイアンズスタジアムいわき(いわき市、いわきグリーンフィールド)で清水エスパルスと対戦する。いわきの通算成績は11勝11分け16敗で、順位は22チーム中17位。清水は18勝13分け7敗で2位。午後1時開始予定。今節、いわきが勝利し、21位大宮が引き分けるか敗戦すると、いわきのJ2残留が決まる。いわきは現在、13位秋田との勝ち点差が「3」となっており、中位まで一気に順位を上げることも可能な位置につけている。今節の前売りチケットは完売している。当日券は販売しない。
前回の大敗から成長
あの時の悔しさが、今のいわきをつくっている。1―9の大敗を喫した第14節清水戦から約5カ月。主将の山下優人は「前回対戦から大敗から成長」と決意を語る。当時GMとして試合を見届けた田村雄三監督も「2度は負けられない。ぎゃふんと言わせたい」と息巻く。
前回は実力差を見せつけられた。「『これがプロだな』と思った」と語るのは宮本英治。意識が変わるきっかけになったという。「人並み以上に成長しようと、焦るような気持ちでトレーニングを積んできた」
次戦に向け「『敗戦の借りを返すからといって、守備の練習はしない』と選手に明言した」と田村監督。失点を恐れた守備的な戦いをするつもりはなさそうだ。「相手より多く点を取ることが大切」と攻撃的な姿勢を強調した。その言葉通り18日の練習では、前線の選手が居残りでクロスに合わせるシュート練習を行った。田村監督は「清水はクロスからの失点がほとんど。クロスを意図的に上げていきたい」と語る。
J1昇格を目指す清水にとっても次戦は落とせない一戦だ。宮本は静かに闘志を燃やした。「(清水は)星の取りどころだと思っていると思う。守りに入らず、後悔しない戦いをする」(小磯佑輔)
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