いわきFC、攻撃的な姿勢で強敵に挑む 29日、アウェーで千葉戦
サッカーJ2のいわきFCは29日、アウェーのフクダ電子アリーナ(千葉市)でジェフユナイテッド千葉と戦う。いわきの通算成績は11勝11分け17敗で、順位は22チーム中17位。千葉は17勝10分け12敗で5位。午後2時開始予定。
いわきが勝利し、21位の大宮が引き分けるか負けると、いわきのJ2残留が確定する。大宮は7位甲府と対戦。いわき―千葉戦と同時刻に開始予定だ。
千葉は前節こそ敗れたが、前々節までは8試合は7勝1分けと絶好調。攻撃的なプレス守備とカウンター、昨季までいわきでプレーしたDF日高大ら両サイドのスピードを生かしたサイド攻撃を武器とする。いわきはカウンターを受けないためにも、シュートで攻撃を終わらせることが重要になりそうだ。
戻ってきた有馬「勝って残留」
チームに前節清水戦の大敗を引きずる様子はない。選手は口々に「気持ちは切り替わっている」と話し、田村雄三監督も「選手は次に向かう顔をしている」と述べる。チームは前節の教訓を生かしつつも、変わらず攻撃的な姿勢で次戦に臨む構えだ。
前節はがっぷり四つで攻め合ったことで、清水に技量の差を見せつけられた。それでも内容は「結果ほど悪くなかったと思う」と田村監督。「ボール支配率やパス数、パス成功率ではいわきが上だった」と攻撃面を評価した。その反面、攻めるからこそ受けるカウンターを防げなかったのは反省点。25日の公開練習では、相手のカウンターを想定した守備練習を行った。
前節の好材料は、右足首の捻挫と左足かかとの打撲で離脱していたFW有馬幸太郎の復帰だ。途中出場で約1カ月ぶりに実践のピッチに立ち、清水戦翌日に行われたJ1鹿島との練習試合でも長い時間プレー。順調に状態を上げている。
さらなる攻撃の活性化へ、「もっと前線でボールを収めるシーンが必要」とチームを分析した有馬。「目の前の一試合に集中し、勝って残留を決めたい」と言葉に力を込めた。(小磯佑輔)
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