いわきFC、勝って決めたい...J2自力残留 4日、ホームで山形戦

 
チームの連係についてDF家泉怜依と話し合うDF速水(右)=1日、いわき市・いわきFCフィールド

 サッカーJ2のいわきFCは4日、ホームのハワイアンズスタジアムいわき(いわき市、いわきグリーンフィールド)でモンテディオ山形と対戦する。午後2時開始予定。いわきの通算成績は11勝11分け18敗で、順位は22チーム中19位。

 いわきは勝てば無条件でJ2残留が決まる。引き分けまたは負けたとしても、21位の大宮が勝たなければ同様にJ2残留が決まる。

 山形は19勝4分け17敗の7位。J1昇格プレーオフ出場圏内の6位甲府と勝ち点差で並ぶ山形にとっても、負けられない一戦だ。

 チーム力、問われる一戦

 前節の退場と累積警告により出場できないDF遠藤凌と、MF下田栄祐の主力2人の穴をどのように埋めるのか。ホーム最終戦はいわきにとって、チーム力が問われる一戦となりそうだ。

 田村雄三監督は「選手がメンバー変更のストレスを感じず、試合を戦えるようにしたい」と語る。1日の公開練習では、連係面の確認に多くの時間を割いた。

 下田不在の中盤は主力の配置替えが濃厚だ。サイドバックでの起用が多かった山下優人と宮本英治がコンビを組み、中盤に入れば守備の安定が期待できる。また山口大輝がコンビの一角に入れば、攻撃的な戦いも望める。リーグ5位の得点力を持つ山形をどのように苦しめるか、山口は「守備が大切になる」と展望する。

 前節の明るい材料は約4カ月ぶりの出場となったDF速水修平のプレーだ。退場した遠藤の代わりにセンターバックを務め、粘り強い守りに貢献した。速水は「落ち着いて試合に入ることができ、悪くなかったと思う」と話し、今節も活躍が期待できそうだ。

 チームが見据えるのは自力でのJ2残留だ。山口は「いわきらしいサッカーを見せることは当たり前。勝って残留を決めることにこだわりたい」と語気を強めた。(小磯佑輔)

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