サッカーＪ２のいわきＦＣは１５日、ＤＦ家泉怜依とＭＦ岩渕弘人、ＦＷ有田稜の退団と、Ｊ１セレッソ大阪のＭＦ大迫塁など３選手の加入を発表した。家泉はＪ１コンサドーレ札幌、岩渕はＪ２ファジアーノ岡山、有田はＪ２モンテディオ山形へいずれも完全移籍する。

　大迫は育成型期限付き移籍となり、このほかＪ１湘南ベルマーレからＧＫ立川小太郎が完全移籍で加入し、大東税務高（韓国）のＧＫジュ・ヒョンジンの加入も内定した。

　家泉は昨季加入。高い守備能力を発揮し、Ｊ２、Ｊ３でいずれもほぼ全試合に出場。チームのＪ２昇格に貢献した。「優勝と昇格を経験でき、とても成長できた。プレーする場所は変わるが、浜を照らす光となれるよう魂息吹かせていく」とコメントした。

　岩渕はＪＦＬ時代の２０２０年に加入。得点感覚と守備の優れた中盤として４シーズンで２７得点をあげ、２度の昇格に貢献した。「とても迷ったがチャレンジしたかった。いわきサポーターの前でプレーをするのが今から楽しみ。愛のあるブーイングを楽しみにしている」とコメントした。

　有田は昨季加入。昨季は１７得点をあげＪ３のＭＶＰを獲得。Ｊ２昇格の立役者となった。「いわきでキャリアをスタートできたことを誇りに思う。（サポーターの）皆さんと喜怒哀楽できた２年間は僕の宝物」とコメントした。

　大迫は強豪神村学園高（鹿児島県）出身の１９歳。昨年は神村学園でキャプテンを務め、チームを全国高校選手権でベスト４に導いた。年代別日本代表への選出経験もある。１７７センチ、６９キロ。「いわきの力になれるよう、精一杯頑張る」とコメントした。

　立川は大阪体育大からＪ３ＡＣ長野パルセイロ、湘南と渡り歩いた２６歳。１８８センチ、８２キロ。湘南ではリーグ戦の出場がなかった。「勇気と元気を届けられるよう覚悟をもって戦う」とコメントした。

　ジュは年代別の韓国代表への選出経験がある１８歳。１９０センチ、８４キロ。「少しでも早くチームに溶け込み、いわきの代表的な選手になれるよう、無駄な日々を過ごすつもりは一切ない」とコメントした。