J2でさらなる飛躍へ、いわきFC 選手顔ぶれ新た、2年目始動

 
今年初の全体練習でランニングをする選手=いわきFCフィールド

 サッカーJ2のいわきFCは9日、いわき市のいわきFCフィールドで今年初の全体練習を行った。選手たちが2年目となるJ2での飛躍に向け汗を流した。

 この日はランニングを中心にメニューを進め、1試合分の走行量に相当する約10キロを走った。その後、それぞれの選手が名前を呼びながらパスを回しを行った。昨季主将のMF山下優人(27)は「なかなか(のつらさ)だったが、まだ序の口と聞いている。もっときつくなると思う」と苦笑いで語った。

 チームは17人が抜け、15人が新加入し、顔ぶれが大きく変わった。J1セレッソ大阪から育成型期限付き移籍で加入したMF大迫塁(19)は「試合に出るためにいわきを選んだ。得点やアシストなど結果を求めていく」と語った。

 今季の目標はプレーオフ進出を見据えた「65得点45失点」。45得点69失点で22チーム中18位だった昨季からの躍進を狙う。田村雄三監督は「ある程度失点を覚悟した上で、それを上回る攻撃をしていきたい」と話した。チームは21日にいわき市のスパリゾートハワイアンズで新体制発表会を開き、27日から9日間、鹿児島県でキャンプを行う予定。