いわきＦＣを運営するいわきスポーツクラブ（ＳＣ）オーナーの安田秀一氏（５４）が３日、ホーム開幕戦を観戦した。安田氏は米大手スポーツ用品ブランド「アンダーアーマー」の日本総代理店を務めるドーム（東京）の創業者で同ＳＣの設立に関わり、昨年、ドーム親会社の伊藤忠商事から同ＳＣの株式を譲り受けていた。試合前に報道陣の取材に応じた。

　―オーナーになった経緯は。
　「ドームは売却して伊藤忠傘下となったが、いわきＦＣ（の経営）はやるという思いがずっとあった」

　―どんなクラブにしていきたいか。
　「東京生まれの私にとっての巨人がそうであったように、いわきの子どもたちにはそばにいわきＦＣがある。地域に夢や元気を与えられるクラブになりたい」

　―将来的に新スタジアムを建てなければならない。
　「お金はどこかから調達しないといけないが、必ずサッカーの試合でそれを償還できるサステナブル（持続可能）な仕組みをつくりたい」