いわきFC、4試合ぶり勝利へ 3日ホームで藤枝戦、サッカーJ2

 
前節、けがから復帰した生駒。「もっと状態を上げていける」と意気込んでいる

 サッカーJ2のいわきFCは3日、ホームのハワイアンズスタジアムいわき(いわき市)で藤枝MYFCと対戦する。いわきの通算成績は2勝3分け2敗で順位は20チーム中12位。藤枝は2勝1分け4敗の17位。午後7時開始予定。

 前節、開幕戦以来の黒星を喫したいわきは、4試合ぶりの勝利を狙う。2022年からのいわきと藤枝の通算対戦成績はいわきの2勝1分け1敗。ともに攻撃的なスタイルを掲げており、4試合で計18得点が生まれている。今節も激しく攻め合う展開が予想される。

 復帰のDF生駒「気負わず戦う」

 悔しい完封負けを喫した前節秋田戦の好材料の一つは、第3節からけがで離脱していたDF生駒仁の復帰だ。約1カ月ぶりに試合に出場し、フル出場で順調な回復をアピールした。生駒は「もっと状態を上げていける」と意気込んでいる。

 けがはスプリントによる右ハムストリングの肉離れ。予定よりも長い時間を回復に費やしたが、秋本真吾スプリントコーチの下で走り方も修正。一回り大きくなって帰ってきた。

 チーム始動以来、3バックの左を担当してきた生駒は前節、右で出場。利き足が右足のため、得意とする縦パスを多く出すことができた。悔やむのは苦戦した前半の戦い方。「3バックが低い位置で攻撃を組み立てたことで、ロングボールが多くなった」と反省する。

 今節の相手藤枝は攻撃的なスタイルが特徴だ。選手が流動的に動いて攻撃するため「選手間のコミュニケーションが大切になる」と生駒は語る。こうした相手の出方を見た対応は、横浜FC、清水、J1新潟と実力者との対戦が続く今後を踏まえても必要だ。負けを引きずらず、強気なプレーを選びたい。生駒も「びびらず、気負わず、前向きに戦いたい」と意気込んだ。(小磯佑輔)