いわきFC、3度目の連勝狙う 26日徳島戦、5バック堅守崩せるか

 
「ゴールに直結するプレーを見せていきたい」と語る加藤(右)=22日、いわき市・いわきFCフィールド

 サッカーJ2のいわきFCは26日、ホームのハワイアンズスタジアムいわき(いわき市)で徳島ヴォルティスと対戦する。いわきの通算成績は7勝5分け4敗で順位は20チーム中7位。徳島は5勝3分け8敗で15位。午後2時開始予定。

 いわきは今季3度目の連勝を狙う。鍵になるのは攻撃面。前節群馬戦に続いて、5バックで堅く守ってくることが予想される徳島を崩せるかが勝敗を左右しそうだ。田村雄三監督は「相手の守りをどういう風にこじ開けるか。もっとレベルを上げていかないと」と次戦を見据える。

 堅い守備ブロックを破る手段の一つはドリブル突破。そのドリブルに大きな自信を持つ選手が、いわきにはいる。大卒1年目のMF加藤悠馬だ。今季リーグ戦は4試合の出場にとどまっているが、サイドでの突破力はチーム屈指。加藤は「ドリブルはチームで1番だと思っている。出場時間を増やして、チームに貢献したい」と活躍を誓う。

 最大の特徴は動きの切れの良さ。「ステップの速さや敏しょう性では誰にも負けない」と自負する。開幕前には選手同士一対一のドリブルの動画がSNS(交流サイト)上で話題になった。利き足ではない左足のキックも苦手にしていないため、両サイドでプレーできるのも大きな武器だ。

 それでも、「まだまだ課題はたくさんある」と加藤は語る。守備面では運動量と球際の厳しさ、攻撃面ではクロスをはじめとした一つ一つのプレー精度に向き合いながら、今季初先発の機会をうかがっている。加藤は「結果を残せば、出場時間は増えていくと思う。ゴールに直結するプレーを見せていきたい」と意気込みを語った。(小磯佑輔)