いわきFC、不動の主力不在 2日、ホームで仙台戦...試される底力

 
「精神面が重要になる」と語る大森=5月29日、いわき市・いわきFCフィールド

 サッカーJ2のいわきFCは2日、ホームのハワイアンズスタジアムいわき(いわき市)でベガルタ仙台と対戦する。いわきの通算成績は7勝6分け4敗で順位は20チーム中7位。仙台は8勝5分け4敗の5位。午後1時開始予定。観戦チケットは全席完売した。

   複数の選択肢、新戦術か

 主力の不在で、リーグ前半戦最大の踏ん張りどころとなる。仙台戦前最後の公開練習となった5月29日、前節で負傷退場したDF照山颯人とMF大西悠介が全体練習を外れた。ともに負傷の程度は重いとみられ、田村雄三監督は「自分の中では2人は(仙台戦に)いない」と明かした。まさにチーム力が試される試合となる。

 ともに不動の主力で、今季は照山が全試合、大西は累積警告による1試合の欠場を除く全試合に出場していた。MF山口大輝は「テル(照山)は1本のパスで状況を変えられるし、ブル(大西)くらい広範囲を守れる選手はいない」と、その存在の大きさを語る。

 二人の穴は大きいが、田村監督は選手の特徴に応じた戦術や配置の選択を得意とする。例えば大西の代わりを守備力のあるMF山下優人が務めるなら攻撃はロングボール主体、パス技術のあるMF下田栄祐が入るならショートパス主体の戦術にするなど、複数の選択肢の中から戦い方を選ぶことが予想される。

 戦術変更の可能性があるからこそ「精神面が重要になる」と前節に続いて照山の代わりを務めることが予想されるDF大森理生は語る。「表面上の(戦術的な)ことだけにならないようにしたい」と献身性や球際の厳しさを忘れない戦いをすることを強調。その上で「それぞれの判断の感覚が合ってくれば、しっかり試合を進められると思う」と次戦を見据えた。(小磯佑輔)