いわき市のいわきグリーンフィールドで、３日に行われたサッカーＪ２のいわきＦＣ―ファジアーノ岡山戦。いわきは上位の岡山を相手に一時追い付いたが、ＰＫを献上し１―２で敗れた。

　いわきはこの試合、海竜と海をイメージした限定ユニホームを着用して試合に臨んだ。失点を許し、追いかけるいわきは後半２１分、敵陣にクロスを送る。ボールは相手にクリアされたが、セカンドボールを拾ったＭＦ下田栄祐がＪリーグ初ゴールとなる同点ゴールを決めた。

　試合終了後、田村雄三監督は「外国人選手を相手に守備は対応してきた。勝利できるよう準備したい」と述べた。３０３０人が来場した一戦を写真で振り返る。

後半２１分、同点ゴールを決めるＭＦ下田栄祐。Ｊリーグ初ゴールを記録した


前半３２分、シュートを放つＦＷ有田稜。クロスバー直撃で跳ね返られたが、攻勢の一翼を担う活躍を見せた


前半２５分、決定機をつくったＭＦ谷村海那。好機を演出したがゴールまであと一歩だった


いわきで化石が発掘されたことで有名なフタバスズキリュウなどの海竜と海をイメージした限定ユニホームを着用して戦ったいわきイレブン


公式マスコットキャラクター「ハーマー＆ドリー」をあしらったトートバッグとフラッグの応援セットが先着３千人にプレゼントされた。サポーターらは応援フラッグやタオルで選手を鼓舞した

　ゴール裏体験会子どもたち声援

　サッカーＪ２のいわきＦＣ―岡山戦前に、いわきＦＣの応援を先導するサポーター団体「リノラ・イワキ」がサポーター向けに応援を体験する「ゴール裏体験会」を開いた。多くの子どもたちが参加し、楽しく応援の先導に挑戦した。

　サポーターの応援の輪を広げようと初めて企画した。子どもたちはメガホンや太鼓で応援歌「チャント」を指揮したり、旗を振ったりし、応援の最前線を体験した。リノラをまとめるコールリーダーの会田陸人さんは「来季以降も定期的に開いて次世代の応援を育てていきたい」と意義を語った。

応援の最前線を体験した子どもたち