津波犠牲者の冥福祈る 相馬・磯部中で慰霊式、生徒が誓いの言葉

 
献花し犠牲者の冥福を祈る生徒たち

 東日本大震災発生時の津波で大きな被害を受けた相馬市の磯部中は4日、同校で慰霊式を行った。犠牲となった生徒6人や地域住民の冥福を祈り、在校生や地域住民が献花した。

 式には全校生徒23人とPTA、同窓会関係者らが参加。黙とうの後、敷地内に建てた慰霊碑に向かって出席者が献花した。

 生徒代表で林乃愛さん(2年)は「磯部の風景も震災後大きく変わった。そしてそれが当たり前となりつつある」としながら、「日本では自然災害が絶えない。困難に当たっても踏み出せる人間でありたい」と、誓いの言葉を述べた。