震災不明者の手がかり丹念に捜索 河口や海岸で相馬署と双葉署

 
三滝川河口付近でレーキで砂をかき分ける相馬署員(写真上)と浪江町棚塩地区の海岸を捜索する双葉署員(同下)

 相馬署は19日、新地町埒木崎の三滝川河口付近で、東日本大震災の行方不明者を捜索した。

 署員9人が参加。昨年8月の降雨で三滝川の水位が上昇するなどして周辺の状況が変化したため、同地での捜索を決定した。同9月には三滝川北側を捜索しており、今回は南側で実施した。署員らはレーキなどを使って丁寧に砂をかき分け、手掛かりを捜した。

 一方、双葉署は17日、浪江町棚塩地区の海岸で行方不明者の手掛かりを捜した。

 署員約10人が参加。約2時間にわたり、がれきや砂浜の砂をかき分け、発見につながる遺留品などを丁寧に捜した。