「活気が戻る」地元も期待 Jヴィレッジ再開と五輪関連事業

 
「活気が戻る」地元も期待 Jヴィレッジ再開と五輪関連事業

Jヴィレッジの施設再開に向けて奮闘を続ける山内さん

 Jヴィレッジの地元でも、営業再開と東京五輪関連事業誘致への期待が高まる。同施設が立地する広野町の地域型総合スポーツクラブ「広野みかんクラブ」で事務局を務める新妻由佳子さん(30)は「(Jヴィレッジ再開は)地域の復興につながる。五輪関連事業も行われることになれば、地域スポーツの活性化になるはず」と話す。

 Jヴィレッジは2018(平成30)年に一部営業を始める計画。同施設で再開に向けた準備を進める運営会社「日本フットボールヴィレッジ」総務グループチーフの山内正人さん(37)=楢葉町出身=も期待する一人だ。「再開と東京五輪の時期が重なる。全国、そして世界からアスリートや人が集まれば震災前以上に活気ある施設になる」とする。現在は原発事故収束の前線拠点となっており、再開に向けた課題も多いが、「トップアスリートだけでなく、地域の人も利用できる復興のシンボルとなる施設にしたい」と奮闘を続けている。